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チップバイブあれこれ

チップに反応するバイブ=チップバイブ(当サイト独自の呼称)についてのあれこれ。

今まで使用していた『インタラクティブトイ』では堅苦しい、ぱっと見で意味が通じない、Kiirooも含まれるので若干不便、ということで別枠化。

チップバイブあれこれ

『OhMiBod』『Lovense』に代表されるチップバイブというのは、ライブチャットで使用する目的で開発された製品ではなく、主にカップルで使うことを目的とした無線(Bluetooth/Wi-Fi)での操作が可能なアダルト用おもちゃのことをいいます。

同様のコンセプトを持つ製品はすでに日本にも存在しており、『飛っ子』(LOVE CLOUD/現Kiss-me-Loveの登録商標)という名前を聞けばピンとくる方も多いかもしれません。

OhMiBodがきっかけとなり爆発的に流行ったことでチップバイブ全般をOhMiBodと呼ぶ傾向がありますが(電マ=Hitachi現象)、OhMiBodとLovenseはまったくの別物。このページを読んである程度どういったものか知識を付けた上で遊ぶようにしましょう。

♦OhMiBod

豊富な種類のアダルト用おもちゃを展開しているOhMiBodのラインアップにおいて、ブームの火付け役であり一番人気があるのがCLUB VIBEと呼ばれるモデルです。

よく言われている『チップ音に反応する』という説明は間違ってはいませんが、正確には自分の声やペットの鳴き声など、リモコンに内蔵されているマイクが拾ったあらゆる『音』に反応して振動します。そのため、配信に取り入れるためにはあらかじめチップ音以外を拾う可能性をできるだけ排除した環境作りが必要になります(有線接続で直接音を拾うことができる他のモデルに関してはこの限りではありません)。

振動の強さは音の大きさ、種類によって異なり(と言っても微々たる差ですが)、持続時間も反応する音の長さに比例して長くなります。この仕組みを、天才的な発想力を持ったどこかのパフォーマーがチップの量に応じて五種類の音が用意されているChaturbateに取り入れたのが発端であり、下記画像のグラフを見ればその後いかに凄まじい勢いで流行したのかが一目瞭然かと思います。

OhMiBodについて知っておきたいのは、前述したように『振動の強弱に大差がない』ということです。つまり、チップが1トークンの時の振動と1000トークンの時の振動の強さはほぼ同じであり、持続時間がほんの数秒変わる程度の差しかありません(チップ音の長さの差)。そして個別に設定して振動の強さに差をつけるなんて器用なことはできません

この事実を伏せてLevel1~Level5のように表示し、あたかも高額なチップだと凄まじい振動があるかのように見せかけているパフォーマーが二年経った今でも後を絶たないので、OhMiBodを使用している部屋で遊ぶ際は勘違いしないように気を付けましょう。

なお、OhMiBodシリーズの振動の強さは数あるアダルト用おもちゃの中でも控えめに設計されています。痙攣や電気ショックを受けたようなリアクションは、よほど敏感な体質でない限りまずあり得ないでしょう。

♦Lovense

意図していない用途のためか、パフォーマーに対するサポートを行わない姿勢を貫いているOhMiBodに対し、フォーラムでの回答やパフォーマー向けの機能の開発といったサポートを積極的に行うことで現在ではOhMiBodよりも人気を博しているのがLovenseです。

LovenseにはNora(ラビットバイブ)やHush(アナルプラグ)などの人気製品がありますが、その中でも特に人気があるのはLushと呼ばれるおたまじゃくし型のバイブレーターです。海外のチップ制ライブチャットをのぞいたことがある方ならば、一度はこのピンク色のしっぽを目にしたことがあるでしょう。

Lovenseが優れているのは、音に反応して振動する単純な機能とは別に、『Lovense Browser』と呼ばれる独自に開発した専用のブラウザから配信を行うことにより、どれだけのチップが入ったかという『情報』を読み取り、それに対する動作をBluetooth経由でバイブレーター側に伝えることができる、という機能を持ち併せている点です。

これによって、『チップが5トークン未満の場合には振動させない』ということや『1000トークン以上の時には最大の強さで10秒間振動させる』など、OhMiBodにはできない自由な設定を行うことができます。また、この他にも簡単に発行することができるURLをユーザーに送ることでバイブレーターの『操作権』を任意の時間与えることも可能であり、パフォーマーの視点から見ればOhMiBodよりもはるかにライブチャットに適しているということがよくわかると思います。単純に他社製品より振動が強力なのも人気のポイント。

チップ制ライブチャットだけではなく、世界最大級のプライベート制ライブチャットであるLiveJasminでも『VibraToy』機能でLovenseが採用されており、パフォーマーが使用しているNoraを自由に操作することができます。

♦We-Vibe

同じく音に反応して振動する機能を持つものの、FLIRT4FREEで稀に使用しているパフォーマーを見かけるくらいで海外ではまずお目にかかる機会がないWe-Vibe(あくまでもライブチャットでの使用率が低いと言うことであり、本来の用途ではとても人気があります)。

海外では、と書いたのは代理店が日本にあるため入手しやすいということが関係しているのか、FC2ライブアダルトでチップバイブと言えばWe-Vibeが出てくるので気になる方はそちらで見ることができます。

ライブチャットでの使用に対するスタンスはOhMiBod寄りでLovenseのような自由な設定はできないと思っていたのですが、配信ページの説明を読むと『配信エージェント側で改造して動くよう設定したもの』『チップとの連動は特別に改造して自動で動くようにしている』とあるので詳しいことはわかりませんがきっと動くんだと思います(笑)。

♦チップバイブとフェイク問題

ここで言うフェイクというのはOhMiBodの項目で触れたオーバーアクションや、わかりにくいのをいいことにそもそもチップバイブの電源を入れていない、ということを指します。

OhMiBodが流行り始めた頃から『詐欺だ!インチキだ!』とフォーラムなどでよく挙げられる話題ですが、前者の『演技』に関しては昔からあるイッたふりと同じレベルの話であり、もはやセックスワーカーと切り離せない関係であるため、どのパフォーマーも多かれ少なかれそういう面があると理解した上でチップバイブで遊ぶようにしましょう。あまりに過剰なものはそれはそれで一つのショーとして楽しむのも一興。

その上で、チップバイブで遊びたいという方にはこれらの声に応じるかたちで後者の『演技』への対策が講じられたLovenseを使用しているパフォーマーを探すことをオススメします。『Lovense Browser』から配信を行うとチップが入った際に下記画像のようなメッセージを自動で表示させることができ、視聴者にバイブレーターが作動しているということを伝えることができます(接続や充電が切れた際にも自動でメッセージが表示されます)。個人的にこの機能をわざわざオフにするメリットはないと思うので、パフォーマーにある程度の誠実さを求める方はきちんと表示させているパフォーマーを選ぶと良いと思います。

Chaturbate

BongaCams

当サイトで紹介しているその他チップ制ライブチャットでも同様のメッセージを見ることができます。

♦まとめ

『無料チャットでショーを行うことによって視聴者全体からチップを集める』というチップ制ライブチャットのコンセプトにこれ以上ないくらいにマッチしていることで瞬く間に広まったチップバイブが、どういった仕組みで振動しているのか等なんとなく理解できたでしょうか。

視聴者とロクに会話もせず、とりあえずチップバイブを装着してカメラの前に座っているだけのつまらない配信が増えたという批判もありますが(事実なので否定はしませんが)、#shhhの先駆けであり個人的に好きなパフォーマーでもあるこの動画(xvideosへのリンクなので注意)のようにコメディとして楽しめるエンターテインメント性の高い配信が生まれた一面もあります。

このページを読んでチップバイブを装着しているパフォーマーを見たい、と思った方は各チップ制ライブチャットの解説ページに探し方を記載しているのでそちらを参考にしてください。1トークン=わずか数円のチップで簡単に参加することができるので、お気に入りのパフォーマーがチップバイブを装着していた際はぜひ振動させて遊んでみましょう。自分で相手の装着しているバイブレーターを動かすのは結構面白いものですよ。

Lovenseの購入は公式ホームページからどうぞ。日本への送料分を含めても一番安く買える上、一年間の保証も付いてきます。これから『Lush』の購入を考えている方は、昨年末にリニューアルしてバッテリーの持ちやアンテナの感度が改善されたLush2がお勧めです。