昨年3月に京都地裁で懲役2年6月、執行猶予4年、罰金250万円の判決を受けた元社長らの控訴審判決。Yahooニュースのコメントを眺めていると『法律が時代遅れ』という意見が多くて面白いですね。
FC2創業者弟ら二審も有罪=わいせつ動画公開-大阪高裁
動画投稿サイト「FC2」でわいせつ動画を配信したとして、わいせつ電磁的記録媒体陳列と公然わいせつの罪に問われたFC2米国法人創業者の実弟高橋人文(42)、関連会社「ホームページシステム」(大阪市)前社長足立真(43)両被告の控訴審判決が11日、大阪高裁であった。西田真基裁判長は、各懲役2年6月、執行猶予4年、罰金250万円とした一審京都地裁を支持し、両被告側の控訴を棄却した。
弁護側は「海外のサーバーにアクセスし、証拠を押収したことは違法な証拠収集に当たる」などとして無罪を主張。西田裁判長は収集行為の一部について違法性があったと指摘したが、「判決に重大な影響を及ぼすものではない」と判断した。
判決によると、両被告は米国にあるサーバーからサイトを運営。2013年6月、投稿者と共謀し、無修正わいせつ動画を不特定多数の人が閲覧できる状態にするなどした。
▼出典:時事通信社
「わいせつ動画配信認識も措置講じず」FC2運営者ら2審も有罪 大阪高裁
インターネット動画投稿サイト「FC2」を実質的に運営し、わいせつ動画を配信したとして、わいせつ電磁的記録媒体陳列と公然わいせつの罪に問われた運営会社の当時の社長、足立真被告(43)と、元社長、高橋人文被告(42)の控訴審判決で大阪高裁(西田真基裁判長)は11日、いずれも有罪とした1審判決を支持し、両被告の控訴を棄却した。
1審の京都地裁判決はいずれも懲役2年6月、執行猶予4年、罰金250万円。
公判で両被告は「どのような配信がされたか知らない」などと関与を否定。捜査機関の捜索差し押さえで海外のサーバーから画像データを移すことは違法な証拠収集に当たるなどと無罪を主張した。
西田裁判長は、部分的な権利侵害があったことは認めたが「証拠能力が失われるほどの違法性があったとは言えない」と被告側の主張を退けた。その上で「わいせつ動画が相当数投稿、配信されていることを認識しながら措置を講じなかった」とした昨年3月の1審判決を追認、有罪とした。
1審判決によると、平成25年、登録会員の男性らが投稿した無修正のわいせつ動画を、利用者に閲覧させるなどした。
▼出典:産経WEST